三次元素粒子飛跡の並列画像処理 : 原子核乾板によるニュートリノ研究
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概要
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原子核乾板は完全な3次元検出器であるとともに,他の飛跡検出器に比べ極めて優れた空間分解能を持つ.しかしその性能は優れた読み出し系があってこそ発揮される.自動飛跡読み取り装置は乾板の持つ3次元情報の膨大さのため,特定角度の飛跡に絞った飛跡認識から始まり実用化された.その後改良が加えられ,最新のUTS(Ultra Track Se1ector)では並列処理を取り入れることで,通常必要な全角度の認識を実時間で行えるようになり,タウニュートリノの直接検出に成功する等の成果を上げている.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2001-06-05
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