コロイド科学が今面白い
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概要
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物理学の研究対象としてコロイド系は今注目すべき時期を迎えています. コロイド科学では原子・分子のつくる集合体の不均一な組織構造とその秩序形成過程を解明することが目標となっています. 相転移現象の研究で発展した手法がコロイド系に適用され, 研究のフロンティアとして著しい発展を可能にしています. 物質を連続媒体として扱い, その中に系の構造を特徴づける長さを見出し, 種々の階層構造をそれぞれにあったスケールで粗視化してとらえるやり方です. コロイド科学はこれから新しい研究の場を求めている若い物理学者にとって絶好の挑戦舞台となるでしょう.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1999-03-05
著者
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- P. M. Chaikin and T. C. Lubensky, Principles of Condensed Matter Physics, Cambridge Univ. Press, Cambridge, 1995, xx+699p., 25.5×18cm, 本体£35.1 [大学院向]