ストレンジネスをもった原子核
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概要
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ハイペロンが加わった原子核は一種の不安定核であるが,新たな多粒子系ダイナミックスの発現形態として,また重粒子間相互作用の新しい舞台として近年注目されている.この分野の研究において,日本の実験グループも理論家も現在世界の中で重要な位置を占めて活躍している.ストレンジネスを含んだ原子核が,どのような興味ある物理の対象となっているのか,新しさや面白さはどこにあるのか.ハイパー原子核の生成・構造・崩壊の各側面について,最近の状況を簡単にスケッチし分析結果や問題点を紹介する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1994-02-05