ビラソロ代数と臨界現象
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概要
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統計力学における臨界現象の研究の目標は, 異なるタイプの可能な臨界現象を分類しそのカタログを作る事, 又, それぞれの臨界現象を特徴づける臨界指数を決定する事にあると言える. 近年, 2次元の臨界現象に素粒子の弦理論のビラソロ代数が応用され, 著しい成果が上っている. 特に離散的な対称性をもつ臨界現象に関しては, そのユニバーサリティ・クラスの分類が完成され, 臨界指数が厳密に決定された. 以下ではビラソロ代数の理論とその臨界現象への応用を易しく解説する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1989-12-05
著者
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