マイクロクラスターの研究 : 分子と固体のはざま
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概要
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分子と固体の中間に位置する, 10-10^3個の原子を含むクラスターについて, このような少数多体系の示す特性に焦点をあわせて解説する. そのような特性の一つとして, 有限な内部温度での原子構造の揺動があげられる. この問題について, 最近の分子動力学的研究を例にとって解説する. 同じ少数多体系として, マイクロクラスターは原子核と似た面をもっている. このような類似性から, 研究の進んでいる核反応をお手本にして, クラスター反応の研究の将来について予測を述べる.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1987-10-05