超高エネルギーγ線天文学
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概要
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かに星雲 (およびパルサー) や白鳥座のX線星 Cyg X-3 などから, 非常に高エネルギー (10^<12>〜10^<16> eV) のγ線が放出されているらしいことが最近報告されはじめた. γ線は電子や陽子などによって作られるから, 超高エネルギーγ線の存在は同程度以上のエネルギーの電子や陽電子がγ線源に存在していることを意味している. 観測されたγ線は時間的に複雑に変化していて, その詳しい研究からγ線星の正体が解き明かされ, 宇宙線の起源やパルサーによる粒子の加速機構などに関する手がかりがえられることが期待される.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1985-06-05
著者
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