走査透過型電子顕微鏡による生物分子の直接観察
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概要
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個々の重原子を観察できる走査透過型電子顕微鏡は, 弾性または非弾性散乱電子の検出率が非常に良く, 位相差コントラストによるノイズが皆無である等の特長があり, さらに出力シグナルを直接コンピューターに接続することもできる. この電子顕微鏡を生物分子の高分解能観察に応用した2, 3の例, 特に低量電子線照射像やコンピューター画像処理像を示す. 画像処理によって, ノイズの多い低量電子線照射像のS/N比を著しく改善し, 鮮明な生物分子像が得られる.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1983-07-05
著者
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大槻 三男
The University Of Chicago Enrico Fermi Institute
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Crewe Albert
The University of Chicago, Enrico Fermi Institute
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Crewe Albert
The University Of Chicago Enrico Fermi Institute