核融合研究におけるプラズマ物理学のいくつかの問題
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概要
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人類の夢のエネルギー源「核融合」のための基礎学問と目されているプラズマ物理学は, この20年間に目ざましい進歩をなしとげた. 私達中高年層の核融合プラズマ物理研究者は, ほとんどが核・統計・流体物理や電気・電子工学等の出身で, 学生時代からの生粋のプラズマ人はようやく40才になろうという世代からである. この成り上がり者の学問は, 他の現代物理学からは, ブランク定数が現れない, 金だけ使って碌な結果が出ない, 複雑で美しさに欠ける等の批判を受けているようだ. しかし, 高価で複雑なればこそ, 核融合プラズマの制御には正しい物理的直観と丹念な計測に導かれた研究が必要であり, その体系化への努力に核融合プラズマ物理学の姿がある.
- 1978-11-05
著者
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