二原子分子の電子状態の非経験的計算
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概要
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大型計算機が日本で普及しはじめてかれこれ10年たつ. この10年間における原子, 分子の電子状態に対する非経験的計算の発展は目覚ましい. 特に小さな原子, 分子では自己無撞着場の理論を越えた取扱い, 即ち配置間相互作用を含んだ計算が主流になっている. この配置間相互作用を用いて得られた波動関数を使用して様々の物理量を計算する試みがなされているが, 実験値と計算値とが僅か1〜2%の誤差で一致することも珍しくはない. この小論では2原子分子のうち, 電子数の少ない水素化物および等核のものを例にとり, 方法論にも触れながら, 分子計算の一端を紹介する。
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1977-03-05
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