乱流理論とモンテカルロ法
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概要
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乱流理論のフォーミュレーションは Hopf方程式 (本講座, 桑原真二 : ホップ方程式とその周辺, 会誌 31 (1976) 651 (8月号) 参照) によって閉じた形で与えられている. しかしそれが汎関数についてのかなり複雑な方程式であるために, 解を見出す一般的手段がなく, 殆どの乱流学者はこれを回避して, 様々のモデルアプローチまたは半実験的アプローチに明け暮れている現状である. ここでは, 汎関数の時間的発展を記述するこの方程式を '絵に書いた餅' に終らせないために, 直接数値計算する方法としてモンテカルロ法の話をしてみたい, 適用例として, Burgers乱流の計算結果を紹介しよう.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1976-09-05
著者
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