質量分析装置の最近の進歩
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概要
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原子や分子の質量ははじめ Daltonの考えにより相対的な量として原子量や分子量という名で, 主として化学者達によって天秤やフラスコなどを用いて測られていた. それが大正のはじめ頃 J.J.Thomson や Astonらにより真空や磁石を使う物理的手段にとってかわられ, 現在では ^<12>Cを基準として下 6〜7桁までも測れるようになっている. その役割を果して来たのが質量分析装置であり, かつそれを支えて来た技術である. 大正以来ほぼ70年にわたり積み重ねられて来た伝統をいかして, 質量分析装置は今着実に従来の路線を活かす方向と, それを抜け出る方向とに沿って進展している. ここ数年のそれらの様子をおおまかではあるが眺めてみた.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1976-07-05
著者
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