分域構造とX線トポグラフィー
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概要
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強磁性体, 強誘電体の分域や分城壁の構造を解明するためにX線トポグラフ法の果す役割は大きい. 今後この実験的手法が広く応用されると期待されるが, トポグラフ像中のコントラストが結晶格子のどのような状態に対応するかを解明するには, X線回折の動力学的理論によらなければならないため, 一般の研究者にとって難解なことが多い. ここでは専門的解説は他に譲って, X線回折の専門外の読者のために, X線トポグラフ法のうち特にもっとも広く用いられるラング法による強磁性体および強誘電体結晶の分域構造の研究の解説をする.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1976-05-05