ブラウン運動の測定と解析
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概要
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細い線で吊した鏡のブラウン運動に関する実験は1920年代から30年代までの間に精力的に行われたが, その後理論的研究が進んだ割には実験的研究にはみるべき成果がなかった. 計算機の進歩によって多量のデータの処理が短時間でできるようになり, また実験技術も進歩したので, ブラウン運動を測定するのみでなくそのスペクトル解析を行うことも可能となった. ブラウン運動は非常に微小な効果であるから, 鏡の不規則なふれが観測されたからといって, これを直ちにブラウン運動ときめっけるのは早計である. ここでは鏡のブラウン運動をどのようにして測定するか, またブラウン運動を測定したとどのようにして判定するかについて述べる.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1976-01-05
著者
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