ブルックヘブン国立研究所タンデムバンデグラフ施設
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概要
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世界に数多くあるタンデムバンデグラフは, 過去約20年の間に, 原子核物理学の一番重要な加速器の地位を占めるようになった. ブルックヘブン国立研究所には, その中でも最大のものを二台つないで, この種の加速器としては世界最高のエネルギーを得る施設がある. 本稿ではその施設を簡単に説明し, 研究活動の現状を示すために, 現在まで行われた研究のいくつかを述べる. 特にタンデムバンデグラフの特色である重イオンを用いての研究は, 最近の原子核物理学で, もっとも盛んになりつつあるが, 本施設での活動も主にその方面に主力がそそがれているので, その分野で現在主に問題とされている点も合せてご理解戴ければ幸いです.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1973-07-05
著者
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永谷 邦夫
Cyclotron Institute And Department Of Physics Texas A & M University College Station
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Jones K.W.
Brookhaven National Laboratory
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Wegner H.E.
Brookhaven National Laboratory