超短光パルス分光学
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概要
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近年レーザー光の分光学への応用が急激に開けてきた. それらの中でレーザーラマンは既によく知られているが, さらに実験技術の進歩により, 10^<12>〜10^<13>secという短い時間幅のパルスを分子に照射することもできるようになり, 今やpicosecond spectroscopyといわれる分野が開けつつある. 分子のふるまいの中で振動や回転運動の緩和時間, けい光やりん光におけるインターシステムクロシングの時間さらに光可飽和色素の緩和時間などが測定できるようになった. この新しい分野の分子科学への寄与について探ってみたい.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1973-05-05
著者
関連論文
- 超短光パルス分光学
- A. Szent-Gyorgyi: Introduction to a Submolecular Biology, Academic Press, 1960, 135頁, 14.2×17.4cm, 2,000円.