π中間子の光発生 : 核研電子シンクロトロンを中心として
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概要
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米国で200GeVを越える陽子加速器が完成し, 欧州でもTeV領域をさぐるISR等のコライディングマシンが稼動して, 世は挙げてより高いエネルギーに草木もなびく御時勢にあっても,2GeV以下の中間子光発生という地味な分野では未だ種々の核子共鳴の役割をつきつめたり, 電磁相互作用での基本的ルールのテストをしたりする仕事が残って居り, 測定法の精密化, 多様化と共に結構それなりの収穫をあげつゝある. 最近のduality理論で低エネルギー共鳴領域の重要性が再認識されようとしている時でもあり, この忘れられかけた分野にスポットライトをあてる意味で核研ESを用いた最近の実験を中心に現状を紹介する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1973-01-05
著者
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- W. R. Leo, Techniques for Nuclear and Particle Physics Experiments; A How-to Approach, Springer-Verlag, Berlin and Heidelberg, 1992, xiii+368p., 24×21.5cm, 11,750円
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