電磁気量標準の成り立ち
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概要
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長さ, 時間, 電圧, 抵抗の4つの標準を実用上の基本的な標準とする体系が, 電磁気量の測定を高い精度で行いたい人々のために用意されている. 一方, SI(国際単位系)標準体系を厳密に守らなければならないような精密測定では, 長さ, 質量, 時間(周波数)の3つの標準が大元の基本的な標準となっている. ここでは, 真空の透磁率を定義量とすること, ジョセフソン効果および量子ホール効果のそれぞれに関連した基礎物理定数2e/h(=K_J)およびh/e^2(=R_K)の導出を通じて, 電圧標準および抵抗標準がそれぞれSIの大元の3つの基本的な標準と結びついていることを解説する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1999-10-05
著者
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