核反応への相対論的アプローチ
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概要
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原子核中における核子の運動をディラック方程式を用いて記述しようとする相対論的アプローチと呼ばれる方法が, ここ10年間で急速に発展してきている. このアプローチは伝統的な非相対論的な方法では再現できなかった核子-核散乱における観測量を再現することに成功し, 注目を浴びている. ここでは核子-核散乱における相対論的アプローチの最近までの研究発展を紹介し, その問題点について述べる.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1991-03-05