流体運動の安定性
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概要
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非線形性が本質的である現象は流体運動には数多いが, 今回はその中の流体運動の安定性の非線形問題をとりあげて, そこで用いられている解析の手法について述べる. 粘性流体の運動を考えるから系は散逸系である. 主として線形臨界状態に近い運動を問題にし線形近似, 逐次近似, パラメター展開と多重尺度変数 (multiplescale) の導入, 高次近似 (Poincareの方法), 無限系の打切りの問題の順に述べる. 非線形問題の解析に現在最も威力を発揮するのは多重尺度変数を用いる解析であるが, 流体運動の安定性の非線形問題において時間空間変数の多重尺度がどのようにして導入されるかを述べる.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1976-02-05
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