球形の二重閉殻核^<40>Caに現れた超変形状態
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
多数のコンプトン抑止シールド付ゲルマニウム検出器からなるγ線検出装置Gammasphereと,多数のCsI(Tl)シンチレータからなる荷電粒子検出器Microballを用いたインビームγ線核分光は,これまで実現が困難であった軽いN=Z近傍核の高スピン状態の研究を可能にした.最近これらの装置を使った実験により,球形の二重閉殻核としてよく知られている^<40>Caに超変形状態が存在することが発見され,この質量数領域での高スピン状態の研究に新たな展開をもたらした.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2002-09-05