尿中副腎皮質ホルモンに関する研究 : (2) 1万m走負荷による尿中17-KS排泄量の変化
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概要
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本研究は1万m走による尿中17-KS排泄量の変化を調べたものである. 被験者は21才の健康男子1名であり, まず平常日, 次に負荷日の尿中17-KS排泄量の日内変動を調べた. 負荷は11時の採尿後実施した. 採尿は7時に完全排尿後, 7-11時, 11-15時, 15-19時, 19-23時, 23時〜翌日7時とし, 別々のフラスコにとり, 5〜10℃の冷暗所に保存した. 尿中17-KS測定はDrekter法に準じ, 48時間以内に終了した. 測定結果は以下の通りである. 1) 平常日の尿中17-KS排泄量は7-11時或いは11-15時尿で最高値を示し, 15-19時尿で減少し, 19-23時尿でやや増加したが, 23-7時尿で最低値を示した. 2) 負荷日では7-11時尿で最高値を示し, 以後次第に減少した. 3) 平常日と負荷日を比較すると, 全般的に負荷日の方が高値を示し, 特に7-11時, 15-19時, 23-7時尿で著しかった. 以上の結果から, 1万m走の肉体的, 精神的負荷が尿中17-KS量を増加させると言えよう.
- 社団法人日本体育学会の論文
- 1972-05-25
著者
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