母親の教授スタイルと教育観 : 母親の子供に対する行動と態度の一貫性の検討
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概要
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1.本研究は,幼児に対する母親の養育行動と葦育態度の一貫性を検討する。すなわち,母親の積木分類課題における教授スタイル(行動)と面接・質問紙法による教育観(態度)の対応関係を,子どもの統制法および子どもの反応に対するフィードバックの方法について分析検討する。2.教授スタイルとしての統制法については,間接統制タイプ,間接かつ直接統制タイプ直接統制タイプ中統制タイプおよび弱統制タイフの5つのタイプを定義し,それぞれの母親をタイプ分けした。フィードバックの方法については,肯定タイプ,肯定かつ否定タイフ,否定タイプ,弱タイプの4つのタイプを定義し,それぞれの母親をタイプ会けした。3.教育観の指標としては,統制のタイプに直接関連する指標として,言語環境,直接教授,内発性重視の3指標と,その背景にある指標として,親の関心介入,教育参与,親要因重視対素質要因重視,発達期待の10指標の計17指標を用いることにした。
- 日本教育心理学会の論文
- 1976-03-30