園内のおもちゃ環境に関する基礎調査(II-8部会 幼児の発達)
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概要
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「遊びは乳幼児にとって生活そのものである」と言われているのと同様に、「おもちゃは乳幼児にとって不可欠の生活用品であり、同時に仕事道具でもある」と言われている。このことは、子ども達にとっては遊ぶことが生きることであり、その遊びを通して身体的発達、知的・精神的発達、社会的発達といった全人的発達を遂げていくこと、そしてそこに不可欠な存在としておもちゃが位置づいていることを示すものである。子ども達は、自らの意志でおもちゃに触れたり、試したり、動かしたり、構成したりしながら、様々な事象を体得していく。おもちゃは、乳幼児の遊びと遊びを通して学習される種々の能力にとって重要な役割を果たしているのである。しかし、ではそのおもちゃとは何かと問われると、必ずしも一致した捉え方がなされているとは言えないようである。そこで本研究では、幼稚園や保育園で使用されているおもちゃの実態とおもちゃに対する保育者の意識について検討するとともに、子ども達とおもちゃとの相互作用の一端を明らかにしたい。
- 1994-10-08
著者
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