321 家族と教育の歴史社会学的考察(III-2部会 人間形成)
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概要
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Ph. アリエスの「子どもの誕生」に示されるように近年の社会史・家族史、あるいはケンブリッジ・グループを中心とした歴史人口学的視点による家族研究は、従来社会学におて考えられてきた家族の歴史的変動、さらには家族とその遂行機能の関連について、いくつかの新しい視点を投げかけるに至っている。こうした諸研究の成果をふまえ、家族と教育の関係についてより精緻化された研究をすすめていくことが今後の(教育)社会学の課題であろうが、本報告ではその準備段階として、これらの家族史・社会史・歴史人口学の研究成果が明らかにした家族の歴史的変化について述べる。
- 日本教育社会学会の論文
- 1989-10-06
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