III. 理論的まとめと今後の課題(課題研究II 地域社会と子どもの教育)
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概要
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「地域社会と子どもの教育」に関する本調査研究に関して我々が総括しなければならない第一の点は子どもの教育との関連において、"地域社会"をどれだけリアルなものとして把握し得たか、またその方法的枠組はどうであったか。という点である。我々は、地域社会を、なによりもまず、人々の生活のおり重りの場、生活諸組織のおり重りの場としてとらえた。同時に、地域社会はまた子どもの成長にかかわる、学校教育・社会教育から青少年健全育成にいたる諸機関・施設・従事者及びそれに連なる民間諸団体・有志らの諸施策・活動のネットワークが展開する場としてとしてとらえた。そして、この二つの軸のクロスに現代の"地域社会"が、子どもの教育との関連て、リアルにうかび上ってくると考えた。この点での前進面と反省とを明確にしたい。
- 日本教育社会学会の論文
- 1979-09-21
著者
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