教員の専門職意識の構造 : 理念と現実の関連をめぐって(課題研究II〔教師論〕)
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概要
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戦後、教育のあり方の大きな転換のなかで、新しい教職観はプロフェショナリズムとユニオニズムを大きな柱として形成されてきた。専門職化Professionalizationは現代社会の指標とされるが、この途上にある教職にとつて、その担い手である個々の教員の専門職業人たる自覚はきわめて重要であろう。この研究はプロフェショナリズムに焦点をあて教員意識の実態を明らかにしようとするものである。まず理念としての専門職の概念を教員の意識に探り、その特徴を明らかにするとともに、組織のなかのプロフェショナルとしての教員は職場の現実にどのような態度をもつているのか、それはまたどのような状況の認識に基づくのか、という理念と現実との関連を解明することにしたい。
- 日本教育社会学会の論文
- 1971-10-09
著者
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