リハビリテーション医学は一般病院においては第一線の医療として重要である(<ワークショップ>接点における専門性の発揮 : リハビリテーション専門施設外での専門医の仕事)(第41回日本リハビリテーション医学会学術集会)
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概要
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このワークショップ「接点における専門性の発揮」では以下の5点について述べたい. 1)リハビリテーション(以下, リハ)医療は何故地域医療に必要か 2)リハ医学は私にとって患者を理解するための方法論である 3)私の勤務する公立病院(地域の中核病院的存在, 救急医療が主体, 紹介型病院などの性格を備えた病院)ではリハ科専門医は必要か 4)日常の経験から-リハ医療の重要性と患者を触れることこそリハ診療の本質- 5)リハ医療の今後の展望 リハ医療は何故地域医療に必要か 私は沖縄県立中部病院で初期の2年間, 救急医療を中心とする医学研修を受け, さらに離島診療所で通用できるように, 全科の一般医的存在としての医学教育を受けた. そうして第一線の離島診療所という医療の現場で仕事をし, 救急医療の現場, そして一般診療の場で力を発揮することができた. しかしながら, 力の及ばない分野があった. 初期研修で修得する主な知識は, 急性期の医療知識, 技術であったり, 専門臓器医療の知識, 技術であった. そしてその修得のために大きく時間を割かれていた. すなわち, 『いのち』を救うこと, 臓器を治療することに, ほとんどの研修医が時間と労力をとられ, また, そうしないと, 患者の『いのち』の炎は消える運命にもなっていた.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 2005-02-18
著者
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