脳卒中片麻痺患者の基本動作に関する運動生理学的研究
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概要
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基本動作の運動生理学的特徴を明らかにする目的で, 1)各動作の負荷強度, 2)脳卒中片麻痺患者と健常者の相違, 3)測定値の再現性, 4)経時変化を検討した.それにより負荷強度順に基づく負荷プロトコールが得られ, 1)片麻痺群の酸素摂取量は安静時に健常群より小さく, 同一動作中は同等ないし大きい, 2)同一動作による心拍数増加量は片麻痺群で大となる, 3)健常, 片麻痺群とも心拍数と酸素摂取量は直線関係をなし, 心拍酸素係数, 予測最大酸素摂取量, V^^・O_2100は片麻痺群で小となった.4)再現性は良好で, 各種体力指標は4週以上のリハビリテーション実施により改善した.以上から基本動作をリスク管理や運動処方のための段階的負荷に応用できる可能性が示唆された
- 1996-01-18
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