臥床に伴う体力低下に関する研究
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概要
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2〜3週間の臥床が筋肉や心血管系反応に及ぼす影響を,片側性変形性股関節症の全人工関節置換手術を受けるために入院した60歳前後の女性7名を対象として調べた.評価は健側の膝関節および非利き手側の肘関節における屈伸筋力,健側の大腿四頭筋および非利き手側の上腕二頭筋における筋層の厚さ,運動負荷に対する血圧,心拍数,酸素摂取量の測定によった.最大筋力の低下は肘より膝で大きく,膝では屈曲より伸展の低下率が大きかった.筋層の厚さは,大腿四頭筋では大腿直筋における減少がもっとも顕著であった.運動負荷に対する心血管系反応では,心拍数と分時酸素摂取量における増加が明らかであった.
- 1993-01-18
著者
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