脳性麻痺児の発達経過 : 総合的評価法とAnalyserによる脳波周波数分析法の比較的長期にわたる経年的変化を中心に
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概要
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我々の行なっている脳性麻痺児に対する総合評価法及びAnalyserによる脳波周波数分析法の2方法について経時的評価観察を行なったが, ともに脳機能の発達を知るのに有意義な方法であることを認めた. 特に脳機能発達の良い指標となるα波エネルギー率の経時的変化を観察すると, 正常小児の脳機能発達段階とはかなり異なった変化を示す例が多く, 早期に脳発達を予想することは困難であり, 長期にわたり経時的に観察することが重要である. また脳性麻痺児は単なる運動機能障害児ではないので, 局所的障害にのみ目をうばわれることはhabilitation上適当でなく, 中枢神経障害児としての全人的発達を評価し対処することが極めて大切である.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1984-01-18
著者
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