自由走行がラットの acrylamide neuropathyに及ぼす影響 : いわゆる overwork weaknessについて
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概要
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自由走行が末梢神経障害に及ぼす影響を明らかにする目的で4週齢ラットに acrylamide neuropathy を作製し, 16週齢まで飼育し走行群と安静群の比較検討を行なった.毎週施行した臨床的評価では走行群に異常が強く, 第7〜12,15〜16週齢では有意差をみとめた.4週ごとに測定した脛骨神経伝導速度には両群間に有意差はなかった. 4週ごとに作製した脛骨神経と腓腹神経のとくほぐし標本では, 12週齢の腓腹神経を除いて, 走行群に有意に異常が多かった.脛骨神経, 腓腹神経, 腓腹筋筋枝の神経繊維のヒストグラムによると, 走行群に直径の小径化をみとめた.これらの結果により, 自由走行は末梢神経障害の増悪因子として佐用すると考えられ, overwork weakness の存在が示された.
- 1983-07-18
著者
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