虚血性心疾患患者の運動負荷所見に関する研究 : 内科および外科的治療の前後における比較
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概要
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狭心症および心筋梗塞症例 (全例冠動脈造影施行) の退院後の運動耐容能を検討した. 症例は内科診療群35例と外科治療群 (A-Cバイパス術)34例で, トレッドミル運動負荷試験により, 内科例では退院前, 外科例では手術前と, 退院後 (平均23.9ヵ月) の成績とを比較した. 検討項目は VO_2,Mets, RPP 等の他, 年齢因子, 冠動脈病変の重症度, 左心機能による差異等について検討した. 同一の負荷量に対して, 内科群, 外科群とも, 当然運動耐容能の向上を認め, 復職状況は良好であった.内科群と対比して, 外科群では, 術前負荷試験陽性であった例が術後陰性となる率が多く, また負荷強度を増した Stage VI の負荷に1例を除いて耐え得, 内科治療に比して優っていた.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1983-05-18
著者
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