分散型オフィスとオフィス勤務者の意識に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
東京一極集中の緩和の要請、新しいライフスタイルやビジネススタイルの登場、テレコミュニケーションの発達などから、サテライトオフィスやリゾートオフィスなど新しい形態の「分散型オフィス」への関心が高まっている。本論文では、分散型オフィスに対するオフィス勤務者の意識を調査し、オフィス勤務者の自立心、会社への忠誠心、情報化適応度、そして仕事の自己完結度が分散型オフィスに対する態度に大きく影響することを明らかにした。このことは、東京一極集中現象の進展に加え、さらに、いわゆる日本的経営」が行き詰まりをみせるなかで変化しつつあるオフィス勤務者の意識が、分散型オフィスを推進する方向に働くことを示している。
- 日本社会情報学会の論文
- 1994-02-20