留学生の進路決定に関する調査
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概要
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文教大学には2005年3月現在170名ほどの留学生が在籍している。越谷キャンパスにある外国人留学生別科では毎年40名ほどの学生が1年間進学のための日本語と関連科目を学んでいる。今回は別科生に対する有効な進路指導を考えるための資料として進路決定に関する調査を行った。具体的にはアンケート調査により、どのような受験意識を持って来日し、来日後どのような基準で進路先を決定していくのか、また受験に関する情報をどこから入手しだれに相談するのかを調査した。その結果、いずれも教師、親、知人などに相談をしながら受験校を決めていくこと、受験校を決める際には自分の希望分野が勉強できるかなどと合わせ、学費や学校の場所など経済的な要因も影響を与えていることがわかった。また、日本語力の高い学生はインターネット等の公共性の高い情報を利用するのに対して、日本語力の低い学生は他人からの情報を多く利用している傾向や、受験生活の満足度が高い学生は教師との相談頻度が高い傾向がみられた。
- 文教大学の論文
- 2005-09-01