地図の分類法に関する一考察 : Manual of map library classification and cataloguing (1978)を中心に
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概要
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本稿は, 英国(UK)の多数の地図専門図書館・室において採用されている地図分類法(表)である Manual of map library classification and cataloguing (以下, MODと略す。作成機関 Ministry of Defenceに因む) を取り上げ, 内容を紹介し, 考察を試みる。はじめに, 地図分類法と図書分類法との相違点について述べ, 前者が対象地域に基づき分類を行うことを強調する。MODの分類法の基本構造は, 主分類地域コード, コロン・数字コード(小地域を示す), 特別のコロン・数字 (方位・都市を示す) から構成され, 9つの階層レベルを有している。二次的分類として, 地図では縮尺, アトラスではサイズ (高さ) を使用している。MODでは主題をいかに取り扱っているかについても言及している。最後に, MODの有効性および限界について論じ, 筆者の見解を記す。
- 1999-03-30
著者
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