ホウレンソウの生育および抽だいに及ぼす夜間照明の影響と品種の限界照度
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ホウレンソウの夜間照明について, 施設栽培における生育, 抽だいへの影響を検討した.また, 夜間照明下における品種の限界照度を推定した.1. 照度が高いと草丈, 葉数は増加し, 葉は小型化した.また, 5月播種は11月播種にくらべ照度に対する草丈の増加が少なく, 低照度(2∿3lx)から葉長の減少や葉数の増加がおこった.2. 1∿25lxの照明下では照度が高いほど抽だい, 開花が促進された.11月播種においては, 'おかめ'など5月播種に用いられる品種の抽だい開始照度は高かった.3. 'パレード'など11月播種の適品種では, 限界照度は3∿5lxであった.また, 'おかめ'など5月播種に用いられる品種の限界照度は2∿3lxであったが, 'トニック'などの晩抽性品種を加えると13lxと高くなった.
- 園芸学会の論文
- 1998-09-15
著者
関連論文
- 被陰環境下のコマツナにおける電照および地中加温の効果
- 構造物による被陰とコマツナの生育
- ホウレンソウの生育および抽だいに及ぼす夜間照明の影響と品種の限界照度
- 夜間照明がエダマメ(早生種)の生育、着莢に及ぼす影響
- 都市における生産環境と野菜生産--生産圃場をとりまく環境について
- 夜間照明がエダマメの生育、収量に及ぼす影響
- ホウレンソウの夜間照明に関する研究 : (第3報)光質が抽台、生育に及ぼす影響
- 夜間照明による野菜への影響