繭自動秤量装置の試作
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概要
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(1)蚕育種の個体選抜に役立つ繭自動秤量装置が,メーカーの協力により試作された。(2)外国製の類似品に比べて,非常に廉価で,機能がよく,演算・印字の装置が組込まれて,なお小型であり1人で作業できる。(3)繭100粒についての繭重・繭層重・繭層歩合の調査作業時間は,約18分で従来の3分の1以下に節減された。とくに秤の読取り,表ひき,計算,記録など,心理的に緊張を要する人的作業が全面的に省略された。(4)したがってこの装置を利用すれば,選抜規模の拡大も容易であり,育種能率の推進に役立つものと考えられる。
- 日本育種学会の論文
- 1976-06-01