Ae. ovataおよびT. timopheevi細胞質に対する稔性回復遺伝子の6倍性コムギにおける分布II.
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概要
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雑種コムギの実用化にとって、強力な稔性回復遺伝子のないことが最大の隘路になっている。そこで、著者は前報に引き続き、6倍性コムギ38品種をAe. ovata細胞質およびT. timopheevi細胞質をもつ雄性不稔コムギに交配し、そのF_1雑種の稔性を調査して新しい稔性回復遺伝子の探索を行なった。その結果、パンコムギ品種Giza 141がAe. ovata細胞質に対する稔性回復遺伝子をもつこと、また、パンコムギ品種Girondeとスペルタコムギ13品種がT. timopheevi細胞質に対する非常に強力な稔性回復遺伝子をもつことを発見した。
- 日本育種学会の論文
- 1971-02-28
著者
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