著者の工夫による挿木利用桑交雑法を応用し,雌花の減数分裂時期にコルヒチンO.2%水溶液を滴下し,非還元の雄性配偶子に正常花粉を交配し3倍体桑樹1個体を得た(1955)。細胞学的証明は終っていないが,その後同じ方法で多数の3倍体桑樹が得られたので,3倍体桑樹育成の新しい方法といえよう。詳細はおつて報告する。
Tohoku Branch Station Sericultural Experiment Station Ministry Of Agriculture And Forestry