稲の遺伝子分析 第4報 : 果皮の紫色着色に関与する遺伝子
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概要
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稲の果皮部にみられる紫色系着色につき,その関与遺伝子を他部位,着色の遺伝子との関連の下にしらべてみた。得られた知見の大要は次の如くである。(1)果皮色にはPb及びPpの2遺伝子が関与し,両者共存してはじめて紫色となる。但しPbは単独でも果皮を褐色ならしめる作用をもつ。(2)PpはA(〓先の花青素着色遺伝子:Activator)と5.1%乃至9.4%6組換価で連鎖し,これらは長尾・高橋の第皿連鎖群に所属する。
- 1964-09-25