アズキの初生葉由来カルスからの植物体の再生
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アズキの初生葉からの植物体の再生を検討するため,MURASHIGE and SKO0G(MS)培地の無機養分にGAM-B0RG培地のVitamine,カザミノ酸500mg/lを加え,さらに,2-naphtalene acetic aid(NAA)と6-benzyl-aminopurine(BA)の濃度を組合わせて検討した.その結果,播種後3日目並びに9日目に採取した材料からの植物体の再生は培養90日後にたっても認められなかった.しかし,NAAとBAの各種濃度の組合わせで形成された硬質カルスを,培養30日後にBA 0.2,1.0mg/l添加したMS培地へ移植したところ,NAA0.5mg/l+BA2.0mg/l区で形成された硬質カルスのみ,BA O.2mg/lの培地で30日間隔2回の継代培養の後不定芽を形成した.その頻度は播種後3日目の材料で25%,9日目で6%であった.また,不定芽形成したカルスをNAA0.2mg/l添加したMS培地へ移植したところ,全個体で発根した.
- 日本育種学会の論文
- 1986-12-01
著者
関連論文
- 112 倒伏軽減剤の使用が水稲の脱粒性に及ぼす影響について
- アズキの初生葉由来カルスからの植物体の再生
- 水稲葯培養における1次成苗法について
- 水稲葯培養におけるカルス形成率並びに植物体再分化率の向上対策-2-植物体の再分化率について
- 水稲葯培養におけるカルス形成率並びに植物体再分化率の向上対策-1-カルス形成率について