麦類種子春化処理が次代作物に及ぼす後作用
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概要
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(1)1957年に圃場で,叉1958年にガラス室で小麦について,春化処理が次代作物に及ぼした後作用,及び処理の累積効果について調査した。(2)圃場で低温処理の効果が明瞭にあらわれるか否かは,気象条件により支配されることが大きく,暖冬年次に発現し易い。幸いに1957.1958年とも暖冬の年であったので,処理効果は顕著年あらわれ,後作用と見られる処理残効も認められた。処理残効は,分げつ初期より節間伸長開始螂こかげて,草丈,茎数,節間伸長開始期にあらわれる。継続処理による累積効果は,明瞭には認められなかつ(3)ガラス室では,圃場よりもさらに明瞭で,処理残効は,草丈,茎数,分げつ角度,草型,出葉期,葉の大きさ,出穂期等にあらわれた。また処理の累積効果についても処理残効と略々同様であった。
- 日本育種学会の論文
- 1961-09-05
著者
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小松崎 亮
埼玉県立農業試験場,玉井支場
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伊佐山 悦治
埼玉県立農業試験場,玉井支場
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小川 信太郎
埼玉県立農業試験場,玉井支場
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伊佐山 悦治
埼玉県立農業試験場 玉井支場
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小松崎 亮
埼玉県立農業試験場 玉井支場
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