三倍体メロンの稔性と果実の特性
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概要
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4倍体メロンと2倍体メロンの間に交雑によって3倍体メロンを得,それらの果実の特性および捻性について調査した. 4倍体メロン5系統と2倍体メロン7系統の間の交雑によって,13系統の3倍体メロンを得た.それらを圃場において隣接して植えた2倍体花粉親によって放任受粉させたところ,8系統が不捻もしくはほぼ不捻であった(1%以下の種子形成率).5系統の3倍体は部分的に可捻であった(6-36%の種子形成率).部分可捻であった3倍体雑種では捻性のある花粉が見られた.また,2倍体と交雑したこの後代植物は2倍体,3倍体および4倍体であり,異数体はほとんど見られなかった.このことは,部分可捻の3倍体では染色体の分離がランダムではなく五倍数性の配偶子を形成する傾向があることを示す.4倍体`Miilop'と2倍体系統との間の3倍体雑種は,栄養成長性および果実の特徴において,両親の中間の系統に示した、特に,`Miniloup'の小葉性,小球性および低糖性が2倍体の親系統によって変更されていた.ほとんどの3倍体雑種は球形の果実をつけた.数系統の3倍体雑種はその2倍体親と同レベルの高い糖含量を示した.
- 1995-03-01
著者
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Nugent Perry
クレムゾン大学園芸学部
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Adelberg Jeffrey
クレムゾン大学園芸学部
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Rhodes Bill
クレムゾン大学園芸学部
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Zhang Xmgpmg
クレムゾン大学園芸学部
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Skorupska Halma
クレムゾン大学園芸学部