六倍体コムギの実用形質に対する1B/1R転座染色体の効果
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概要
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ライムギの1R染色体の一部が転座したCIMMYT育成の春播性パンコムギ1B/1R染色体転座系統の実用形質をサ2年間にわたって調査した.1B/1R染色体転座春播性パンコムギ5系統,非転座系統5系統の計10系統を材料として用いた.施肥水準および土壌水分は通常レベルで,慣行の病害虫防除管理を行った.その結果,1B/1R染色体転座系統は地上部重で2.2%重く,1平方メートルあたりの穂数で2.1%多く,千粒重で1.12グラム重く,lOOリットルあたりの試料重が0.8キログラム重かった.逆に,非転座系統は収穫指数が0,8%高く,穂長がO,6cm長かった.また,転座系統群は非転座系統群より2.5日出穂が遅かった.
- 日本育種学会の論文
- 1994-03-01
著者
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Rajaram S.
国際トウモロコシ・コムギ改良センター
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Villareal R.
国際トウモロコシ・コムギ改良センター
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Mujeeb-Kazi A.
国際トウモロコシ・コムギ改良センター
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Toro E
国際トウモロコシ・コムギ改良センター
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Villareal R.L.
国際トウモロコシ・コムギ改良センター