熱帯対流活動, 対流有効位置エネルギーと海面水温
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概要
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高層気象観測の月平均値に基づいて, 対流有効位置エネルギー(convective available potential energy;CAPE)を熱帯対流活動と関連づけて評価した. 熱帯大西洋と西部太平洋の観測点の解析から, 海面水温と共にCAPEの変動は活発な対流活動の頻度の変動に類似していることがわかった. これは, 熱帯対流活動の頻度とCAPEとの強い関連性を示唆する. CAPEは, 対流域での上昇, その周辺の晴天域での下降を伴った, 境界層上の仕事ポテンシャルとして理解できることを示した.
- 社団法人日本気象学会の論文
- 1996-04-25
著者
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Bhat G
インド理学研究所大気科学センター
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Bhat G.S.
インド理学研究所大気科学センター
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Srinivasan J.
インド理学研究所大気科学センター
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Gadgil Sulochana
インド理学研究所大気科学センター
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Gadgil S
インド理学研究所大気科学センター