非一様な鉛直温位傾度を持つ一様な一般流の中でのおろし風
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概要
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一般流の鉛直温位傾度が一様でない場合のおろし風を、定常2次元静水圧模型を使い解析的に調べた。温位および渦度(の様な物理量)が流線関数の関数と成る。これらの関数形を、一般流が一様な速度および非一様な温位傾度を持つ様に選んだ。一様な温位傾度から、平均値を一定にして、僅かに放物線的にずれた場合を調べた。結果は次の様に成った。指定された大気の高さに対して、温位傾度の上層(下層)への集中は風下側での風速および要求される山の高さの両方を増加(減少)させる。これは、風下側の強風に対しては下層の安定度よりも上層の安定度のほうがより効果的である事を意味する。
- 社団法人日本気象学会の論文
- 1995-08-25
著者
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