日本における大気混濁度の経年変化の統計的考察 : 三つの火山噴火の影響
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概要
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日本国内で観測された1933年以来の直達日射量データを解析した。大気混濁度を統計的に取り扱うために、フォイスナー・デュボアの混濁係数を変換して度数分布を正規分布にする方法を導入した。それを用いて解析した結果,アグン(1963)、エルチチョン(1982)、ピナトゥボ(1991)の三つの火山噴火の影響を鮮明に検出した。影響の変動にはその理由を説明できない季節変化があり、成層圏エーロゾルの動向を知るために、今後直達日射量データを全球的に調査・解析する必要がある。
- 社団法人日本気象学会の論文
- 1995-02-25