ガラス化を用いたネギニラ'なかみどり'の超低温保存(育種・遺伝資源)
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概要
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ネギニラ'なかみどり'の培養茎頂の超低温保存法を検討した.ガラス化法では,5℃,14日間ハードニングしたシュートから切り取った茎頂(長さ1mm,直径1〜1.5mm)を0.3Mショ糖の添加したMS培地上で5℃,1日間,前培養し,LS液で25℃,20分間処理する.その後,茎頂をPVS2液で25℃,40分間浸透脱水し,LN保存することにより,再生後80%の生存率が得られた.ビーズガラス化法においても,ビーズ作成後,PVS2液で25℃,120分間浸透脱水し,LN保存することにより,再生後80%の生存率が得られた.これらの両方法を実施するにあたり,材料の大きさ,状態を画一にすることが高い生存率を得る必須条件であった.
- 園芸学会の論文
- 2003-12-15
著者
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高野 純一
栃木県農業試験場生物工学部
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小林 光子
栃木県農業大学校
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新野 孝男
東北農業研究センター畑地利用部
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須永 哲央
栃木県農業試験場生物工学部
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新野 孝男
東北農業研究センター畑地利用部:(現)農業生物資源研究所ジーンバンク
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小林 光子
栃木県農業試験場生物工学部