タンパク質-脂質およびタンパク質間相互作用におけるミリスチル化の役割
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概要
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タンパク質のミリスチル化は, シグナル伝達系のタンパク質, がん遺伝子産物, ウイルスタンパク質に多く見られ, これらの機能発現に必須である.ミリスチル化の最も重要な役割は, タンパク質-脂質相互作用への関与であり, 多くの場合, リン酸化やカルモジュリンなどによって可逆的に制御されている.また, タンパク質間相互作用にもミリスチル化は深くかかわっていることが明らかとなってきた.本稿では, このようなミリスチル化の機能制御における分子メカニズムを構造生物学的見地から議論する.
- 2005-05-25