水稲の省力低コスト生産と集団的土地利用を展開するには、小規模零細な自己完結型移植体系稲作から脱却した革新的稲作技術の確立が必要である。散播湛直栽培を基軸として、ヘリコプターを基幹作業機として活用したヘリ播種湛直一貫体系を普及技術として確立し、異なる地域条件で高い省力低コスト性を実証するとともに地域への導入条件を明らかにしたので、その概要を報告する。
埼玉県農業試験場